南米パラグアイの言葉で「蜘蛛の巣」という意味のニャンドゥティ。
蜘蛛の巣のように糸を張り巡らして、美しい模様を作っていく伝統のレース編みがアクセサリーになりました。
竹のブローチは正確には「椰子や竹を割ったもの」という伝統模様です。
糸に結び目を作りながら模様にしていきます。
作業の難易度は易しめですが、間隔を開けながら結び目を作るのにコツがいります。
そのコツを捉えれば、他のデザインにも応用できる編み方です。
ニャンドゥティが仕上がったら、ブローチ布に縫い留め、ウレタンでふんわりとしたフォルムのブローチに仕上げます。
デザインは岩谷みえエレナ先生。パラグアイではニャンドゥティの伝統の継承活動を、日本では普及活動を精力的にされています。
初心者さん向けのキットをデザインをして頂きました。
(プロフィールは下部へ)
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【仕上がりサイズ】4×4cm
【制作時間の目安】約5時間
【必要な道具など】
・ニャンドゥティレース編み用木枠(または刺繍枠)
・台布(薄手のシーチング推奨)
・ボールペン(型紙複写用)
・はさみ
・まち針
・刺しゅう針
・接着剤(木工用)
・水
・平筆または刷毛(接着剤塗布用)
・ドライヤー
・ティッシュペーパー
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【セット内容】
・DMC刺繍糸 コットンパール8番 …270cm
・DMC刺繍糸 コットンパール8番…110cm
・ブローチピン付きスカシパーツ…1個
・ブローチ用布…1枚
・ウレタンシート…1枚
・厚紙…1枚
・レシピ、型紙、基礎テクニック
【各カラーの使用色】
●ネイビー×アイボリー
DMC8番糸:823ブルーベリー、938クローブ
ブローチ布:アイボリー
●ネイビー×ミント
DMC8番糸:823ブルーベリー、782ウィッカー
ブローチ布:ミント
●ネイビー×レモン
DMC8番糸:823ブルーベリー、902マゼンタレッド
ブローチ布:レモン
<材質> コットン・真ちゅう・ポリウレタン・紙など
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【ニャンドゥティとは?】
枠に張った布を土台に、縫い針1本と細い糸を使って、糸を放射状や平行に渡したものに、かがりや結び、織りを加えて 模様を作るレースの手法の一つです。
詳細、基本の作り方は特集をご覧ください▽
綺麗に仕上げるには専用の木枠がおすすめ▽
DMCコットンパール8番糸 一覧▽
使用糸は単品でも販売中!別途ご注文で、好きな色で作れます
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Profile:岩谷みえエレナ
南米パラグアイのラ・コルメナ市出身の日系パラグアイ人(二世)。パラグアイでニャンドゥティを習得し現在は日本はじめ世界にニャンドゥティを普及させ、パラグアイの手工芸文化をさらに発展させることをミッションとして活動している。
ニャンドゥティ研究会/教室「Academia Mie Elena」を主宰(ブランド名Panambi.J.P.)。教室運営の他、イベントでの展示販売、国際理解講座や講演、国際フェス(パラグアイフェスティバルなど)への参加・協力など行っている。
★一般社団法人 日本ニャンドゥティ協会 代表理事
★パラグアイ国立伝統工芸院(IPA Instituto Paraguayo de Artesania)ニャンドゥティ指導員(登録No.9.646)
★イタグア市ニャンドゥティ文化振興プロモーター
★著書「パラグアイに伝わる虹色レース〜ニャンドゥティ」(誠文堂新光社 2015) /著書「ニャンドゥティのアクセサリー」(誠文堂新光社 2017)
★ニャンドゥティレース編み用き枠「バスティドール」実用新案取得
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